実はこんな仕事もあります!

GSの仕事内容

グランドスタッフの仕事といえば、カウンターでの接客業務や搭乗口での案内を想像しますよね?
実は、それだけではありません。皆さんが見えないところでも、航空機を利用するお客様がなるべく快適に過ごせるよう、負担を和らげれるよう裏で行うお仕事もあるので、紹介します。

目次

Local lost and found(通称LL)での業務

お客様のお預かり荷物に不具合があったり、お客様が搭乗された航空機にお荷物が乗っていない場合(未着)等に対応します。

未着が発生する場合とは?

お客様が、1箇所以上の乗継地を経由して到着される場合で、更にその乗り継ぎ時間がタイトな時に発生することが多いです。
最初に乗った航空機の到着時間が予定より遅れて、MCT(最低乗り継ぎ時間)をきってしまうと、
お客様は乗り継ぎに間に合ったが、お荷物の取り出し・次の便への搭載が間に合いません。

MCT=ミニマムコネクティングタイム

その場合、お客様が到着する前にそういった情報が事前にLLに入ってきていることが多いので、航空機が到着したら、お預け荷物を受取るターンテーブルの場所で、お客様をお呼び出しし、お荷物が未着の旨をお伝えします。

事情をご説明し、お荷物が届く予定日時とご自宅までお送りするとお伝えし、お届け先のご住所を確認します。
中には、お怒りのお客様もいらっしゃいますので、毎回緊張感を持って対応することが重要です。

その後、お荷物が別便で到着したら、空港内に設置されている宅急便に持っていき、
発送の手続きを行い完了です。

未着荷物の他、機内での忘れ物なども一時保管したり、座席からお客様の情報を確認して、コンタクトを取るなどもLL業務の一環です。

お客様の座席配置 事前確認

長時間フライトの国際線をご利用されるお客様にとって、
座席の場所は非常に重要になります。
グランドスタッフは、カウンターを開ける前に、事前に既にお座席まで予約しているお客様とまだ決まっていないお客様の情報を確認するようにしています。

団体のお客様

修学旅行など団体のお客様がいらっしゃる場合、特に注意してます。
団体のお客様は、旅行会社を経由してご予約されていることが殆どのため、
旅行会社から事前にお客様の情報が届いていることが多いです。
団体のお客様には、なるべく近くに座っていただけるよう座席の配置を考え、
事前にお客様の座席を決めます。

特別なサポートが必要なお客様

小さなお子様連れや車椅子をご利用のお客様等のお席も注意して事前に確認しております。
お子様とお母さんが隣通しで座れないということが起こらないように、
また、車椅子をご利用のお客様も機内でなるべく快適に過ごせるようお座席の場所には、注意します。

最終的な調整はチェックインカウンターで

最近では、事前にお座席も予約されているお客様が多くいらっしゃいますので、
最終の座席調整は、カウンターでチェックイン時に行います。
まだお座席が決まっていないお子様連れのお客様がいる場合など、
事前にご予約されているお客様が同条件でお座りいただけるよう別のお座席をご案内します。
ご友人同士でご搭乗されるお客様、ご出張で搭乗されるお客様、
ご家族で搭乗されるお客様、お一人のお客様など様々ですので、
頭を使ってパズルのようにお座席を考えるのも、グランドスタッフの重要な仕事です。

まとめ

このように、チェックインカウンターや搭乗ゲートなどおもてに出ない業務もあります。
どの仕事も、お客様のことを第一に考え、お客様の旅が快適になるにはとても大切な仕事です。

多くの人が知らないところでも、グランドスタッフは皆さんのことを考え、業務を遂行してます。

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