グランドスタッフを目指す人達にとって、一日の働くスケジュールがどうなっているのか、
気になっている方は多くいらっしゃると思います。
もちろん、会社や担当する航空会社のスケジュールによって異なりますが、
シフト制で働いている人が多い職業です。
24時間利用可能な空港で働いていた私の働くスケジュールを紹介します。
労働時間は?
冒頭でお伝えしたとおり、グランドスタッフはシフト制で勤務時間が決まることが多い職業の1つです。
得に24時間利用可能な空港や国際線を多く扱うハブ空港だと、この傾向が多いと思います。
シフト制には、早番(早朝からお昼すぎまで)や遅番(お昼過ぎから深夜まで)があり、
基本8時間労働になるように決まってます。
早朝もしくは、深夜までの勤務スケジュールになっている場合、
公共交通機関の利用可能時間に間に合わない場合があります。
その場合は、タクシー代の交通費が支給される会社が殆どなので、心配いりません。
会社によっては、一人一台配車が難しい場合は、自宅が近かったり、
方向が同じ同僚と一緒にタクシーで帰宅することもあります。
ダブルシフト
私が働いていた数年前までは、派遣社員として働いている時に、
ダブルシフトで働くことも何度かありました。
早朝の便を対応後に、数時間の空き時間があって空港隣接のホテルで仮眠を取り、
その後昼過ぎからの便を対応するスケジュールです。
平日が休みの日に
シフト制で勤務するので、土日が休みになることは殆どありません。
もちろん、希望を出せば土日に休みを取ることも出来ますが、
毎週土日休みにはならないですし、他の人の休日希望日との兼ね合いもあります。
働く前は、平日が休みだと友人と予定を合わせにくかったり心配な点が多くありましたが、
実際に働き始めると、意外と平日休みが快適に感じるようになりました。
出かけるときも、休日より人が少ないので、ショッピングやカフェでもゆっくり過ごすことが出来ます。
心配していた友人との予定も、前もって予定を立てておけば、それに合わせて、休みの希望日を出すことが出来るので、問題なく友人とも頻繁に会うことが出来ていました。
イレギュラーの対応が必要なときも….
シフト制で働くことは、そこまで苦ではありませんでしたが、
大変だなと感じたのは、イレギュラーな対応が必要になった時でした。
航空機の遅延や欠航時の対応
航空機のスケジュールは、天候や機材の状況に左右されます。
何よりも安全な環境での運行が必須ですので、仕方ありません。
数日前にスケジュールが変更になる場合は、前もってお客様にお知らせできるので影響は少ないですが、
殆どの場合、スケジュールの変更は急遽で決まります。
接客カウンターでお客様に変更の旨をお知らせするところから、別便にご案内出来るか、
もしくは翌日以降の便に振替できるのか等の対応を行うため、8時間勤務を超えてしまうことも。
預かり荷物の取り間違い対応
意外と多いのが、お預かり荷物の受け取り違いです。
国際線だと特に、長時間のフライトでお疲れのお客様が多くいらっしゃいます。
早く自宅に帰りたい気持ちから、ターンテーブルにスーツケースが流れてきたら、
自分と同じスーツケースだとタグを確認せずにお持ち帰りになる方がいらっしゃいます。
その場合、最後に残されたスーツケースのタグからお客様を特定し、
取り間違えている旨をご連絡します。
その間、別のお客様とお荷物の到着を待って、引き渡しに立ち会います。
このように想定外の対応が急遽必要になることもあり、
予定の業務時間を過ぎてしまうこともあります。
まとめ
基本、グランドスタッフの勤務スケジュールは8時間のシフト制になっていることが多いです。
休みは、土日ではなく基本平日になりますが、慣れればそこまで苦ではありませんでした。
ただ、航空機の遅延や欠航、またイレギュラーな対応が発生した場合には、
8時間の勤務を超えてしまうことも多々あります。
大変なことも多い職業ですが、休みの日に体力をつけるよう運動するなどして、
グランドスタッフになる夢に向かって頑張ってください。
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